山梨大学
大学院 総合研究部 医学域
基礎医学系(生化学1)

顔写真
教授

大塚 稔久

オオツカ トシヒサ
Ohtsuka Toshihisa

経歴

  1. 日本学術振興会特別研究員(DC2) 1996/04/01-1998/03/31
  2. 日本学術振興会特別研究員(PD) 1998/04/01-2000/03/31
  3. カン研究所  グループリーダー 2000/04/01-2005/03/31
  4. 富山医科薬科大学  医学部 助教授 2005/04/01-2006/03/31
  5. 富山大学  大学院医学薬学研究部 臨床分子病態検査学 助教授 2006/04/01-2007/03/31
  6. 富山大学  大学院医学薬学研究部 臨床分子病態検査学 准教授 2007/04/01-2009/03/31

学歴

  1. 大阪大学 大学院医学系研究科 博士 1998/03/25 修了

学位

  1. 医学博士 大阪大学 1998/03/25

教育・研究活動状況

学習や記憶・情動などの高次脳機能は、複雑な神経回路網の情報伝達によって制御されていま
す。シナプスはこの複雑な神経回路網の基本ユニットであり、シナプスの形成・維持・破綻を明
らかにすることは神経回路網形成・制御の分子基盤の解明に繋がるだけではなく、様々な神経変
性疾患発症のメカニズムの理解に大きく寄与すると考えられます。
現在私たちの研究室では、分子生物学・細胞生物学・マウス行動学などの手法を用いてシナプ
スの様々な機能を明らかにすべく研究を進めています。そして、これからの神経科学分野の発展
に貢献していくとともに、将来的に“病気のサイエンス”を通じて広く社会に貢献することを目指
します。

研究分野

  1. 神経生理学・神経科学一般

研究キーワード

  1. アクティブゾーン
  2. 神経伝達物質・受容体
  3. CAST
  4. ELKS

研究テーマ

  1. ・神経プレシナプス・アクティブゾーン形成の分子基盤 ・神経終末における新たなシグナル伝達機構の解明 ・神経スパイン形成の細胞・分子メカニズム ・プレシナプスとポストシナプスを繋ぐ細胞接着機構の解明 ・情動の発現・修飾における嗅覚神経回路の役割

競争的資金等の研究課題

  1. CAST/ELKSの機能制御から捉える網膜シナプスのスクラップアンドビルド 科学研究費補助金 補助金・新学術領域研究(研究領域提案型)スクラップアンドビルド 2017/04/01-2019/03/31
  2. プレシナプス分子の動作原理から捉える適応回路メカニズム 科学研究費補助金 補助金・新学術領域研究(研究領域提案型)適応回路シフト 2017/04/01-2019/03/31
  3. 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク 研究集会委員長 科学研究費補助金 新学術領域研究 2015/05/21-2016/03/31
  4. CAST/ELKS蛋白質ファミリーによるアクティブゾーン機能制御機構の解明 科学研究費補助金 基盤研究B 2015/04/01-2018/03/31

著書

  1. Network of Protein- Protein Interactions at the Presynaptic Active Zone, Ohtsuka T.,S. Mochida (ed.) Chapter 3 Springer Japan. 2015/01/01 DOI 10.1007/978-4-431-55166-9_3,
  2. Roles of the ELKS/CAST family and SAD kinase in neurotransmitter release Ohtsuka, T and Takai, Y 157-170 The HUMANA PRESS 2008

論文

  1. 研究論文(学術雑誌) 共著 A Wnt5 Activity Asymmetry and Intercellular Signaling via PCP Proteins Polarize Node Cells for Left-Right Symmetry Breaking. Minegishi, K., Hashimoto, M., Ajima, R., Takaoka, K., Shinohara, K., Ikawa, Y., Nishimura, H., McMahon, A., Willert, K., Sasaki, H., Fujimori, T., Ohtsuka, T., Yamaguchi, T., Shimono, A., Shiratori, H., and Hamada, H. DEVELOPMENTAL CELL 40/ 5, 439-452 2017/03 1534-5807 10.1016/j.devcel.2017.02.010.
  2. 研究論文(学術雑誌) 共著 The Auxiliary calcium channel subunit α2δ4 is required for axonal elaboration, synaptic transmission, and wiring of rod photoreceptors. Wang, Y., Fehlhaber, K.E., Sarria, I., Cao, Y., Ingram, N.T., Guerrero-Given, D., Throesch, B., Baldwin, K., Kamasawa, N., Ohtsuka, T., Sampath, A.P., Martemyanov, K.A. NEURON 93/ 6, 1359-1374 2017/03 0896-6273 10.1016/j.neuron.2017.02.021.
  3. 研究論文(学術雑誌) 共著 A de novo mutation in the NALCN gene in an adult patient with cerebellar ataxia associated with intellectual disability and arthrogryposis. Wang, Y. ,Koh, K., ,Ichinose, Y., ,Yasumura, M., ,Ohtsuka, T., ,Takiyama Y. CLINICAL GENETICS 90/ 6, 556-557 2016/10/01 0009-9163
  4. 研究論文(学術雑誌) 共著 SAD-B Phosphorylation of CAST Controls Active Zone Vesicle Recycling for Synaptic Depression. Mochida, S.*, ,Hida, Y., ,Tanifuji, S., ,Hagiwara, A., ,Hamada, S., ,Abe, M., ,Huan, M., ,Yasumura, M., ,Kitajima, I., ,Sakimura, K., ,Ohtsuka, T*. Cell Reports 16/ 11, 2901-2913 2016/09/01 2211-1247 10.1016/j.celrep.2016.08.020.
  5. 研究論文(学術雑誌) 共著 The active zone protein CAST regulates synaptic vesicle recycling and quantal size in the mouse hippocampus. Kobayashi, S.,Hida, Y.,Ishizaki, H.,Inoue, E.,Tanaka-Okamoto, M.,Yamasaki, M.,Miyazaki, T.,Fukaya, M.,Kitajima, I.Takai, Y.,Watanabe, M.,Ohtsuka, T*.,Manabe, T. European Journal of Neuroscience 44/ 5, 2272-2284 2016/07/01 0953-816X 10.1111/ejn.13331

研究発表

  1. 口頭発表(招待・特別) CAST phosphorylation in control of synaptic plasticity at the excitatory synapses” The 47th NIPS International Symposium "Decoding Synapses" 2016/10/26
  2. 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 神経伝達物質と脳・シナプス病態の解析 山梨大学医学部セミナー 2016/10/18
  3. 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 「神経伝達物質放出の分子構造基盤とその破綻による精神神経疾患」 大阪大学医学部セミナー 2016/05/12
  4. 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 神経終末アクティブゾーンの分子構造基盤とその破綻~構造分子解析から脳高次機能の解明へ向けて~ 群馬大学医学部大学院セミナー 2016/04/22
  5. 口頭発表(招待・特別) プレシナプス・キナーゼSAD-Bによるシナプス小胞ダイナミクスと可塑性制御の分子基盤 生理学研究所研究会「シナプス・神経ネットワークの機能ダイナミクス」 2015/12/03

上記以外の発表の総数

  1. 2016 2 2
  2. 2014 1 1

受賞

  1. とやま賞 アクティブゾーンタンパク質CAST/ELKSファミリーの生理機能 2009/05 アクティブゾーンタンパク質CAST/ELKSファミリーの生理機能
  2. 日本神経科学学会奨励賞 神経終末アクティブゾーンの分子構造基盤の解明 2008/07 神経終末アクティブゾーンの分子構造基盤の解明
  3. 文部科学大臣表彰 若手科学者賞 神経科学分野における神経伝達物質放出の分子構造基盤の研究 2007/04 神経科学分野における神経伝達物質放出の分子構造基盤の研究

学外あるいは所属学部等外の組織との共同研究

  1. 2015/04/01-2016/03/31 杏林大学 代表 ELKSノックアウトマウス、および妊娠マウスを用いたインスリン開口放出機構の解明 研究の統括 同定したELKS結合蛋白質のアミノ酸配列を決定し、遺伝子クローニングを行うとともにELKSとの相互作用を詳細に検討する。また、インシュリン分泌の低下のメカニズムを分子レベル・個体レベルで解析することによって、膵臓β細胞特異的ELKSノックアウトマウスを糖尿病のモデルマウスとして活用出来るようにしたい。

担当授業科目

  1. 人体の生命科学
  2. 生命科学特論I
  3. 生命科学方法論
  4. 病態・生理論2

その他の教育実績

  1. 2017 先端脳科学ミーティング
  2. 2017 スモールクラスの指導員として12名の指導を行った。

その他の学部学生指導

  1. 2017 50 医学部特進コースの学生指導。生化学における実験の指導を行った。組み換えDNA実験、PCR、細胞培養など
  2. 2017 2017 スモールクラス指導員
  3. 2016 スモールクラス指導員
  4. 2016 医学部5年次生在来生研修特別講演「シナプス伝達と脳病態の生化学」
  5. 2016 50 医学部特進コースの学生指導。生化学における実験の指導を行った。組み換えDNA実験、PCR、細胞培養など

修士・博士論文審査

  1. 2017 主査 1
  2. 2016 主査 1

所属学協会

  1. 日本神経精神薬理学会 2015/11
  2. 日本神経化学会 2015/04
  3. 日本生理学学会 2006/10
  4. 日本生化学学会 2006/01
  5. 日本神経科学学会 2004/08

学外委員

  1. AMED AMED新規事業CiCLEの専門委員(査読) 2017/09/01
  2. 一般社団法人 日本神経精神薬理学会 総務委員会 委員 2016/10/10-2018/10/10
  3. 日本神経科学会 日本神経科学会庶務理事 2016/10/01-2019/12/31
  4. 第41回日本神経科学大会実行委員 トラベルアワード選考委員長 実行委員トラベルアワード選考委員長 2016/07/01-2018/07/31