山梨大学
大学院 総合研究部 教育学域
人間科学系(言語文化教育講座)

顔写真
教授

長谷川 千秋

ハセガワ チアキ
Hasegawa Chiaki

経歴

  1. 日本学術振興会特別研究員(1998~2001) 1998/04
  2. 山梨大学講師(教育人間科学部) 2003/02/01
  3. 山梨大学講師(留学生センター) 2003/04/01
  4. 山梨大学助教授(留学生センター) 2006/01/01
  5. 山梨大学准教授(教育人間科学部) 2008/04/01
  6. 山梨大学教授(教育学域) 2017/04/01

学歴

  1. 奈良女子大学 文学部 国語国文学科 1993/03/31 卒業 日本
  2. 奈良女子大学大学院 文学研究科 国文学専攻 修士 1995/03/31 修了 日本
  3. 奈良女子大学大学院 人間文化研究科 比較文化学専攻 博士 1999/03/31 修了 日本

学位

  1. 修士(文学) 奈良女子大学大学院 1995/03/31
  2. 博士(文学) 奈良女子大学大学院 1999/03/31

教育・研究活動状況

日本語学のうち日本語史・表記史・日本語学史を専門としています。近年は、平安時代における仮名の成立、および12世紀から13世紀にかけて仮名遣い・仮名文字遣へと展開する過程の解明や、また近世国学の祖とされる契沖の言語観および仮名遣観について研究しています。大学の講義では、国語学全般および日本語教員養成プログラムの社会言語学を担当しています。学外では、甲州の地誌『裏見寒話』の伝説を読み解く活動も行っています

研究分野

  1. 日本語学 日本語における文字表記史、国学、日本語史に関する研究

研究キーワード

  1. 表記史、仮名遣、仮名文字遣、音韻史、契沖、国学、日本語史、日本語学史

研究テーマ

  1. 中古から近世にかけての表記史研究、国学の研究

競争的資金等の研究課題

  1. 仮名の成立と展開―日本語表記の融合的研究 科学研究費補助金 基盤研究(C) 2016/04/01-2019/03/31
  2. 国学における「仮名遣」の形成 科学研究費補助金 2012/04/01-2016/03/31
  3. 仮名表記の史的研究-書記行為の展相 科学研究費補助金 2009-2011
  4. 仮名遣書からみた中世・近世音韻史の研究 科学研究費補助金 2004/10-2007/03

著書

  1. 失われたことばに声を与えること―『中世口語の復元実演』を聴いて 長谷川千秋 - 2007/05/01
  2. 萬葉拾穂抄 影印・翻刻Ⅳ(巻十五~二十) 坂本信幸,長谷川千秋,鈴木榮一 - 塙書房 2006/01/01 拾穂抄巻十五から二十の翻刻、本文校訂の全てを担当。
  3. 萬葉拾穂抄 影印・翻刻Ⅲ(巻十~十四) 坂本信幸,長谷川千秋,鈴木榮一 - 塙書房 2004/10/01 拾穂抄巻十から十四の翻刻、本文校訂の全てを担当。
  4. 萬葉拾穂抄 影印・翻刻Ⅱ(巻五~九) 坂本信幸,長谷川千秋,鈴木榮一 - 塙書房 2003/10/01 拾穂抄巻五から九の翻刻、本文校訂の全てを担当。
  5. 萬葉拾穂抄 影印・翻刻 Ⅰ(巻一~四) 坂本信幸,長谷川千秋,鈴木榮一 - 塙書房 2002/10/01 拾穂抄巻一から四の翻刻、本文校訂の全てを担当。

論文

  1. (MISC)速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 共著 日本語学会2017年度春季大会シンポジウム報告 長谷川千秋(編集)、奥村悦三、田中康二、小柳智一 日本語の研究 日本語学会 13/ 4, 137-142 2017/10/01 日本語学会2017年度春季大会シンポジウム「国学と古代語研究の現在」について報告を行った。1.本シンポジウムの趣旨(p137)および3.質疑応答・総括(p.141-142)を執筆した。
  2. (MISC)講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他) 単著 国語学的にみた刻書土器の文字・表記 長谷川千秋 古代史しんぽじうむ「和歌刻書土器の発見」ケカチ遺跡と於曽郷、甲州市文化財調査報告書 25, 18-20 2017/09 山梨県甲州市のケカチ遺跡から出土した和歌刻書土器が、日本語文字・表記史からみて多大な価値を持つことを述べた。刻書土器の使用字体は、10世紀の仮名の特徴に一致し、10世紀半ばに制作された甲斐型土器であるという考古学からの結論と合致している。それが平安京ではなく甲斐国で出土したことが、仮名の文字社会の広がりを窺わせる。9世紀後半から10世紀半ばは、ひらがなが成立・成長していく時期にあたり、成長の過程の解明に資する貴重な資料が出土したといえる。本書は、平成29年9月3日に甲州市で開催された「古代史シンポジウム」の報告資料集である。
  3. (MISC)書評,文献紹介等 単著 書評 今野真二著『仮名遣書論攷』 長谷川千秋 日本語の研究 日本語学会 13/ 3, 66(1)-59(8) 2017/07/01 10.20666 今野真二著『仮名遣書論攷』について書評を行った。
  4. 研究論文(大学,研究機関紀要) 単著 甲州の古柳―『裏見寒話』所収善光寺棟木伝説考 長谷川千秋 山梨大学教育学部紀要 1, 1-8 2017/03 江戸中期の甲州地誌『裏見寒話』に所収された善光寺棟木伝説を、近世の浄瑠璃の影響下にある各地の伝説の一類型として捉えるのではなく、語りの独自性に注目して、地域の物語作品としての価値を指摘した。当該伝説の、甲府城下付近を流れる荒川に隔てられた村に住む男(柳の精)が、川を渡って隣村の女(お琴)の元に通うという新たな空間・人物設定は、牽牛と織女の七夕伝説の見立てと、『古事記』をルーツとする三輪山伝説(三輪山の神が人間の女と異類婚をする)に依ることを指摘した。また、当該伝説には浄瑠璃にはない『荘子』や『拾遺和歌集』をふまえた修辞的表現が散見することも指摘した
  5. (MISC)書評,文献紹介等 単著 2014・2015年度における日本語学界の展望 文字・表記(史的研究) 長谷川千秋 日本語の研究 12/ 3, 65-72 2016/07/01

研究発表

  1. 口頭発表(一般) 「かな」の出現と展開―「仮名(真仮名)」との連続・非連続を考えるために 科研合同研究集会 2017/08/29 真仮名とかなの連続性・非連続性を、中古の資料に基き考察した。 1.「かな」の成立要件をまとめなおし、文字(かたち)としての成立において、視認性が関わることを示した。2.訓点資料の仮名は、かたちの面で真仮名とかなを繋ぎ、かつ機能面でパラダイムシフトとなる契機になったのではないか、ということを指摘した。非連続性は、意味喚起(の可能性)の有無に因む。3.「かな」の展開においては、11世紀の表現技巧的な変字法の基となる変字法が10世紀の日用の文書とされる消息に見られることを指摘した。
  2. シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) 日本語学会2017年度春季大会シンポジウム「国学と古代語研究の現在」 日本語学会2017年度春季大会 2017/05/14
  3. シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) 平安期の仮名資料からみた仮名の成立 第37回表記研究会・シンポジウム「仮名の成立」 2017/01/21
  4. 口頭発表(一般) 契沖の仮名遣観 2013/01/26
  5. 口頭発表(一般) ワークショップ 仮名の成立と展開 報告2:かなの展開における「かなづかい」の成立の問題 日本語学会2012年度春季大会予稿集 2012/05/19

学外あるいは所属学部等外の組織との共同研究

  1. 2000/10/01-2002/03/31 科学研究費 分担 万葉集校本データーベース 『萬葉拾穂抄』の翻刻担当

その他の教育実績

  1. 2017 今からはじめる教採対策講座(2回)、集団討論のためのウォーミングアップ講座(2回)
  2. 2017 新入生合宿研修
  3. 2016 新入生合宿研修

指導実績

  1. 学部卒業論文指導 2008 1 1 1 卒業論文のテーマ探しから、研究の進め方、基本文献の紹介、先行論文の検索方法、考察、論文の執筆まで、毎週1時間から2時間程度、課外で指導を行った。

修士・博士論文審査

  1. 2017 副査 1
  2. 2016 副査 1 1

社会貢献活動

  1. 梨甲祭での学部紹介活動ブースの設置 2017/11/03-2017/11/04 http://www.edu.yamanashi.ac.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=152
  2. 山梨大学附属図書館報「やまなし」15-1「学生にすすめる本」の執筆 2017/11/01-2017/11/17 主に大学生に向けて、『真淵と宣長 「松坂の一夜」の史実と真実』(田中康二著、中公叢書、中央公論新社、2017年2月)を紹介した。
  3. Vine31号・ゼミ紹介の執筆 2017/05/20-2017/05/30 主に高校生に向けて国語系の講座紹介を行った。
  4. 教育フォーラム 2017/01/25-2017/01/25
  5. 山梨県立文学館・連続文学講座 2016/04-2017/12 江戸時代中期に編纂された、甲州の地誌『裏見寒話』の伝説を、他の地域に伝わる伝説や様々な文学作品(説話、浄瑠璃など)からの影響をたどりながら、文学作品として読む。

国際交流・国際貢献

  1. 2016 国際交流、地域交流、留学生と日本人学生の交流 ユニタス日本語学校(甲府市)において弁論大会の審査委員を務める。

所属学協会

  1. 日本語教育学会 2009/11
  2. 日本語学会 1994/05

学外委員

  1. 山梨県立文学館 山梨県立文学館協議会副委員長 2017/09/01-2018/03/31
  2. 学校法人ユニタス日本語学校 評議員 2017/04/01-2018/03/31
  3. 日本語学会 大会企画運営委員 2015/06-2018/05