山梨大学
大学院 総合研究部 医学域
基礎医学系(統合生理学)

助教

石田 真帆

イシダ マホ
Ishida Maho

経歴

  1. 山梨医科大学 生理学講座第一教室 助手 2002/09/01-2002/09/30
  2. 山梨大学大学院医学工学総合研究部 生理学講座第1教室 助手 2002/10/01-2007/03/31
  3. 山梨大学大学院医学工学総合研究部 生理学講座第1教室 助教 2007/04/01-2014/09/30
  4. 山梨大学大学院総合研究部医学域 基礎医学系生理学講座第一教室 助教 2014/10/01-2016/09/30
  5. 山梨大学大学院総合研究部医学域 基礎医学系生理学講座統合生理学 助教 2016/10/01

学歴

  1. 東京大学 農学部 獣医学科 1998/03/31 卒業
  2. 東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 博士 2002/03/31 修了

学位

  1. 博士(獣医学) 東京大学 2002/03/29

研究分野

  1. 生理学一般 内分泌、神経科学

研究キーワード

  1. エストロジェン
  2. 細胞増殖
  3. 乳癌細胞

研究テーマ

  1. ジーンターゲティング法を用いた20alpha-水酸化ステロイド脱水素酵素の機能に関する研究 20alpha-水酸化ステロイド脱水素酵素(20alpha-HSD)は、プロジェステロンを不活化する酵素であり、齧歯類では主として卵巣の黄体に発現する。マウス20alpha-HSD cDNA、genomic DNAをクローニングし、ノックアウトマウス(KO)を作成、表現型を解析した。KOの偽妊娠期間及び、性周期中の非発情期は数日間延長し、20alpha-HSDの機能が黄体退行に重要であることを見出した。KOにおける分娩発来は、従来齧歯類において想定されてきた20alpha-HSDの役割を大きく覆すものとなった。KOにおける生存産子数の減少は、別に見出した20alpha-HSDの妊娠後期子宮内での発現と合わせ、胎子の生存に関わる20alpha-HSDの新たな機能を明らかにするものとなった。 1994-2007
  2. エストロジェンによる下垂体前葉プロラクチン細胞増殖促進作用における間質細胞との細胞間相互作用に関する研究 エストロジェン(E2)の標的細胞である下垂体前葉のプロラクチン(PRL)細胞において、PRLプロモーターの調節下でGFPを発現するトランスジェニックラットを作成し、FACSによりPRL細胞集団を選択的に採取、間質細胞を除いたPRL細胞集団において、E2による増殖促進に間質細胞とPRL細胞との細胞間相互作用は関与しないことを明らかにした。 2002-2007
  3. 初代培養ラット下垂体プロラクチン細胞を用いたリガンド非依存性エストロジェン受容体活性化機構に関する研究 初代培養下垂体細胞集団におけるプロラクチン(PRL)細胞特異的なエストロジェン受容体(ER)活性測定系を構築し、初代培養ラットPRL細胞においては、他のPRL細胞及び乳癌細胞株で認められるような、増殖因子によるERのリガンド非依存性活性化は認められないことを確認した。 2004-2010
  4. エストロジェンによる乳癌株化細胞増殖における傍分泌的細胞増殖促進機構に関する研究 乳癌細胞株MDA-MB-231にエストロジェン受容体を安定的に発現させた細胞株MDA=ERを作成し、MDA-ERとMDA-MB-231の共培養を行った。共培養下においてエストロジェンによりMDA-MB=231の増殖率は上昇しなかったことから、エストロジェンによるMDA-ERを介したMDA-MB-231に対する傍分泌的細胞増殖促進作用は確認されなかった。 2008-2010
  5. 初代培養ラット下垂体前葉プロラクチン細胞におけるドーパミンによるリガンド依存性エストロジェン受容体活性抑制に関する研究 ラット下垂体前葉プロラクチン細胞では、エストロジェンによるリガンド依存性エストロジェン受容体活性化がドーパミンにより抑制され、この抑制メカニズムには少なくともcAMP/PKA経路の抑制が関与していることがわかった。 2009-2013
  6. エストロジェンによる正常乳腺上皮細胞株における傍分泌的細胞増殖促進機構に関する研究 非腫瘍形成性の乳腺上皮細胞株MCF-10Aと、MCF-10Aにエストロジェン受容体を安定的に発現させた細胞株ERINを共培養し、エストロジェンによりMCF-10A細胞の増殖が促進されるかどうかを調べた。ERIN存在下においてエストロジェン処置によりMCF-10Aの増殖率は変化しなかったことから、エストロジェンによる傍分泌的細胞増殖促進作用は確認されなかった。 2011-2013
  7. エストロジェン感受性細胞の増殖調節機構におけるエストロジェンレセプター及び細胞間相互作用の関わり 生殖内分泌学分野におけるエストロジェン作用の1つである、標的細胞の増殖制御機構の解明が研究テーマである。エストロジェン作用の構造には、周囲の細胞との、また他の増殖制御因子に由来するシグナル伝達物質との相互作用が介在し、細胞の種類や細胞を取り巻く環境により様々なパターンが存在する。研究対象の1つは下垂体前葉の初代培養プロラクチン細胞であり、株化細胞との対比、子宮や乳腺に対するエストロジェン作用についての知見と対比しながら研究を進めている。また乳癌細胞株を研究対象として、新規の細胞間相互作用因子及び経路の同定を目指している。

論文

  1. 研究論文(学術雑誌) 共著 Rasd1 is an estrogen-responsive immediate early gene and modulates expression of late genes in rat anterior pituitary cells ENDOCRINE JOURNAL 64/ 11, 1063-1071 2017/11/29 0918-8959 10.1507/endocrj.EJ17-0148
  2. 研究論文(学術雑誌) 共著 Activation of G protein-coupled estrogen receptor 1 mimics, but does not mediate, the anti-proliferative action of estradiol on pituitary lactotrophs in primary culture Tetsuo Mitsui, Maho Ishida, Michi Izawa, and Jun Arita Endocrine Journal 64/ 1, 103-115 2017/01/30 0918-8959 10.1507/endocrj.EJ16-0079
  3. (MISC)研究発表要旨(全国大会,その他学術会議) 共著 BCAR3とFOSL1遺伝子発現抑制によりエストロジェン受容体を発現するMDA-MB-231乳癌細胞の増殖は抑制される 石田真帆、三井哲雄、井澤美知、有田順 The Journal of Physiological Sciences 66/ Supplement 1, S150 2016/03 1880-6546
  4. (MISC)研究発表要旨(全国大会,その他学術会議) 共著 Gper1作動薬のG1はIGF-1のプロラクチン産生細胞の増殖促進作用を阻害する 三井哲雄、石田真帆、有田順 The Journal of Physiological Sciences 66/ Supplement 1, S149 2016/03 1880-6546
  5. (MISC)研究発表要旨(全国大会,その他学術会議) 共著 安定的にエストロジェン受容体を発現するMDA-MB-231乳癌細胞を用いたエストロジェンの増殖抑制作用における網羅的遺伝子発現解析 石田真帆、三井哲雄、井澤美知、有田順 The Journal of Physiological Sciences 65/ Supplement 1, S239 2015/03 1880-6546

研究発表

  1. ポスター発表 エストロジェンによるMDA-ER細胞の増殖抑制作用に対するBCAR3およびFOSL1遺伝子の関与の検討 第64回 中部日本生理学会 2017/10/06
  2. ポスター発表 エストロジェンの増殖抑制作用にGPCRスーパーファミリーのメンバーであるGPR30は関与するのか 第13回GPCR研究会 2016/05/13
  3. ポスター発表 BCAR3とFOSL1遺伝子発現抑制によりエストロジェン受容体を発現するMDA-MB-231乳癌細胞の増殖は抑制される 第93回日本生理学会大会 2016/03/23
  4. ポスター発表 Gper1作動薬のG1はIGF-1のプロラクチン産生細胞の増殖促進作用を阻害する 第93回日本生理学会大会 2016/03/23
  5. シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) 下垂体前葉プロラクチン産生細胞において、G1 はエストロジェンの膜受容体を介した作用を模倣しない 第42回日本神経内分泌学会 第23回日本行動神経内分泌研究会 合同学術集会 2015/09/19

受賞

  1. 平成21年度 優秀教員奨励制度 表彰 2011/06/13
  2. 平成19年度 優秀教員奨励制度 特別表彰 2009/06/22
  3. Journal of Reproduction and Development優秀論文賞 2008/02/01 Reproductive phenotypes in mice with targeted disruption of the 20alpha-hydroxysteroid dehydrogenase gene
  4. 日本生殖内分泌学会学術奨励賞 2003/11/29 20alpha-水酸化ステロイド脱水素酵素ノックアウトマウスの生殖機能

担当授業科目

  1. チュートリアルコース7グループ学習
  2. 生理学
  3. チュートリアルコース3消化器

教育実績

  1. 山梨大学 全学教育FD研修会2017 平成29年度医学部キャンパス教育FD研修会「英語教育を考える」 2018/03/26
  2. 山梨大学 全学教育FD研修会2017 第2回 発達障がいのあるならびにその可能性のある学生に対する理解と支援 2018/03/26

その他の教育実績

  1. 2015 CBT試験監督
  2. 2009 OSCE試験監督
  3. 2009 CBT試験監督

社会貢献活動

  1. 生理学実習 2017/11/10-2017/11/17
  2. 生理学実習 2016/11/18-2016/11/25
  3. 生理学実習 2015/11/20-2015/11/27 (講義等の内容) 呼吸と代謝
  4. 生理学実習 2014/11/14-2014/11/21 (講義等の内容) 呼吸と代謝
  5. 生理学実習 2013/11/22-2013/11/29 (講義等の内容) 呼吸と代謝

所属学協会

  1. 日本実験動物学会 2015/04/01
  2. 日本獣医学会 2015/03/30
  3. 日本神経内分泌学会 2007/04/01
  4. 日本内分泌学会 2006/04/01
  5. 日本生理学会 2004/01/15